為替

今年はドル円も原油価格も上昇-原油100ドルの大胆予想!-

日本はついに大型連休ゴールデンウィーク入りです。

ちなみ英語圏でもGolden Weekと称されるほど認知されていますので日本人として誇りをもって休みましょう(笑)

 

さて本題ですが、当ブログで圧倒的に読まれている記事が原油とドル円の相関に関する記事なので、GW前に思い切ってもうひとつ関連記事を書いてみようと思います。

[blogcard url=”https://yuto-tnhym.com/usd-and-crude-oil-have-reverse-syncronization-in-2019/”]

過去記事はドル円と原油の相関というテーマ以外にNYダウと米金利にも触れていますので、当記事はドル円と原油の相関に的を絞って書いていきます。

本日の標題です。

  1. これまでの金融危機の簡単な説明(ドル円)
  2. ドル円と原油の相関から考える今後の展望

 

1.1 ドル円に影響を与えた金融危機

ドル円と原油の歴史的な推移が一目で把握でき、それぞれの節目で発生した金融危機も同時にご理解いただけます。


(クリックすればタップ操作で拡大できます)

【日銀金融緩和】

下の横軸が少し薄くて見づらいですが1995年付近に書かれている部分です。

1995年期の金融政策は過去記事で詳しく解説していますのでどうぞご覧ください。

[blogcard url=”https://yuto-tnhym.com/1995-economy-see-hisitric-strong-jpy-and-brutal-jpy-plummet/”]

1986年ころから始まったバブル経済が1991年ころにピークアウトし1993年までは急速な円高となりましたが、日銀は1995年ころから利下げすることで円の市場価値を下げようと試みました。

世界経済に悪影響を与えかねない円高でしたので、各国からの為替介入もあり次第に円安期へと突入していきました。



【ロシア危機】

ロシア危機は1998年の発生ですが実はその直前にはアジア通貨危機が発生しており、これの余波的な意味合いで捉えられています。

1997年ころはアジア発展途上国が変動相場制に移行した時期ですが、それまではドルペッグ制(ドルと自国通貨を連動させるシステム)とも呼ばれる固定相場制を適用していました。

前述したように1995年ころからは円安ドル高が進行したので、アジア発展途上国でもドル高に伴う通貨高が発生しました。

ただし発展途上国が経済成長を遂げるには貿易収支の黒字化、つまり自国通貨安による輸出増加が必要となりますので、欧米のヘッジファンドはアジア各国の通貨が過大評価されているとして巨大な空売りを仕掛けたのです。

アジア各国の中央銀行は欧米ヘッジファンドが用意した空売りの額を超える為替介入を実施する(買い支え)ことができず、結果的にドルペッグ制を廃止せざるを得ない状況となりアジア各国の通貨が暴落したのです(→やむを得ず変動相場制へ移行)。

こんな感じでアジア経済はめちゃくちゃになっていましたのでロシアにもその影響が波及してしまい、ロシア通貨であるルーブル大暴落・株式市場暴落・リスクオフの円高という金融危機が発生したのです。

露紙は当時天然ガスや原油の輸出で財政を維持していましたので、このころはアジアを中心にロシア天然資源への需要が大幅に減少することでロシア中央銀行は複数のデフォルト(債務不履行)を抱える結果となりました。

 

【ITバブル崩壊・同時多発テロ】

あまり説明の必要はないでしょう、2001年終盤から2002年初頭です。

当時はインターネットに代表される情報技術革新が急速に進んでいたので、IT関連の株式を中心に株式市場が急上昇したのです。

ただし2001年9月11日に発生した米同時多発テロや利上げの影響もあり、株式市場は急速に値を戻していきバブルが崩壊しました。

ちなみにIT株を中心に構成されるNASDAQはテロ以前までは急上昇していましたが、テロ以降はおよそ1年半で70%以上もの下落を記録しました。

 

【サブプライムショック】

パリバショックやベアスターンズショック、リーマンショックを引き起こすきっかけとなったサブプライムローン貸し付けに付随するデフォルトの発生による大不況です(2007-2008年)

サブプライムローンは低所得者などへの貸し付け(リスクの高い融資)を指し、当時はこれらの借り手から融資分を回収できなくなり不良債権を大量に抱えた金融機関が次々と倒産しました。

言わずと知れたアメリカの大金融恐慌です。

 

【アベノミクス・オバマ大統領就任】

2012年後半から2013年初頭にかけては第2次安倍内閣と第2期オバマ大統領が誕生しました。

安倍総理は3本の矢と称される経済成長戦略を掲げ、歴史上でも有数の円安相場を演出しました。

大胆な金融政策・機動的な財政政策・民間投資を喚起する成長戦略という3つの矢をマニフェストに、為替では円キャリートレードと呼ばれる円売りドル買いが大流行し、爆発的なドル円上昇を記録しました。

「アベノミクスで〇億儲けました」と豪語する投資家はこの時期にひたすら盲目的に円を売っていた勢であり、この時期は円を売りさえすれば簡単に儲かる相場だったとあぐらをかいて語るわけです。

 

【10年ぶりの米利上げ】

当時はイエレン議長でしたがこの金融レディーを鮮明に覚えている投資家は多いでしょう。

2016年は米利上げをきっかけに中国を中心とした世界株安が進展し、それに伴いリスクオフの急速な円買い戻しが発生しました。

これに関しては実は面白いエピソードがありまして、中国株式市場ではサーキットブレーカー(急激な大暴落時などに取引を強制的に中止・休止する機能)を導入した初日にそれが発動する大暴落が発生したのです。

うそのようで本当の話です。

 

【トランプ大統領就任】

2016-2017は俗にトランプラリ―と呼ばれたリスクオン相場が進展しました。

大型減税という言葉を覚えているでしょう、法人税を大幅カットすることで企業の設備投資意欲などを活性化し米国内景気のブースター的う割を果たしました。

結局意味不明な人過ぎてゴリゴリのレンジ相場に移行しましたがね。。。

 

今後の展望:ドル円上昇、原油価格も上昇

ドル円と原油ですが、ぶっちゃけて言うと逆相関です(‘ω’)

どっちも上昇すると言っておいてなんだお前と言われるかもしれませんが、正直現在の金融市場はボラティリティが低すぎるのでドル円が115円で原油が70-80ドル近辺まで並行して上昇してもチャート上ではあまり大きな変化とはなりません。

私はドル円は今年115円00銭まで上昇すると予想していますので、115円00銭まで上昇した後105円を目指して下落し原油は100ドル/バレルを目指すようなイメージを描いています。

[blogcard url=”https://yuto-tnhym.com/usd-jpy-will-up-to-115-moving-within-the-range/”]

その時点でドル円と原油の逆相関が実現していればいいかなと思います。

今年ドル円は115円まで、

原油は100ドルまで!!!